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人間に似た生き物


Similar but not human(Photoshop)
Similar but not human(Photoshop)

ねぇ 自分の言動のすべてが不正解だったら? それがどれほど不安で怖いか 想像できる?


たくさん考えるんだよ メール10行打つのに 半日かかることもある 考えても考えても、毎日不安で怖くて 夜は昼間のように気を紛らすものがなく そのまま流砂に呑まれていく このまま身をゆだねれば 祖母の元に行かれるかしら 行きたいよ

 

1を聞いて10を知る親

そして これでもかってくらいに

懇切丁寧に説明されないと飲み込めない娘


親はどんくさい娘が理解できない

「同じに育てているのに」

と、幼い娘に責任を負わせる


理由がわからないまま

日々否定される娘


人間のやり方を知らない娘は

友だちとの約束をすっぽかしても、平気

パンツにスカートをはさんだままトイレから出てきても、平気

大人になった娘は 時間をかけ 似ている生き物になれた かもしれない あしたはもっと似ますように! と願う

 

父に殴られて、理由がわからなかった。

次の日も多分…、多分なんだ、だってわからないんだもの、 多分同じことをしでかして、また殴られた。 母は、

「殴られるのはあんただけ!あんたがバカっ!」

と言うばかり。

事態を飲み込めていれば、父も母も 「こうすれば殴られないよ。気をつけな」

と伝えてやっただろう。 心ないとは思うが、ふたりは悪くない…。


一(いち)知るまでが長い道のり。

人生、ずっとそうだった。

この道のりで生じた数々のできごとが、そこに繋がる。

人間のやり方がわからず、もしくは上手にできず、ご不快な思いやご迷惑をおかけしてきた、と、思う。 思う、だなんて、ごめんなさい。 「生きていていいんだよ」

と、やっと、自分を受け入れられるようになったところなんだ。

なりたての人間。 いや、 人間に似つつある生き物。

 

人間でない自分は

死に物狂いで人間のフリをする

しくじった汚点が夜ごとフラッシュバックする

こと細かく

これでもか、これでもかと

振り払っても振り払えず、眠れずに

お亡くなりセットに思いを馳せ

いつでもあちらに逝けるからね

と子守歌のように慰めて

やさしい眠りにつく


そのお亡くなりセットを1つ

衝動で使ってしまった

致死量のカフェイン錠を一気飲み

120錠をバラで小袋に入れてあったのさ


カウントダウンはされていた

SOSも処々に発せられていた

しかし叶わず

気づけば救急車の中

救命救急センターを経て

ICUで3日3晩

地獄のような苦しみと後悔

今は後悔しかない


退院し、こころとからだ

薄皮を一枚、また一枚はぐように

生気を取り戻しつつある


そしていつもの日常が続く

お亡くなりセットは1つ減ってしまったけれど

子守歌を今夜も歌う

 

※ エスタロンモカ120錠 (当ブログ記事) ※ 誰も悪くない(直接の原因) (当ブログ記事)

※ 相談窓口:いのちSOS (NPO法人自殺対策支援センターライフリンク)


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