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RRR(2022年インド映画)


『Rise Roar Revolt』in Illustrator
『Rise Roar Revolt』in Illustrator

※ ネタバレにご注意ください。

※ 妄想を含む個人的な感想です。


昨日、映画館で観てきました。


イギリス植民地時代、差別や抑圧を強いられたインド。

そのインドに実在した、革命指導者2人。

この映画は、その2人をモデルに描かれたフィクションです。

映画の主役、ラーマとビームは、歌もダンスも戦闘も一流で、かつ、イケメン♥


エンターテインメントとして、よく磨かれている作品です。

「うぉー!、きゃぁー!、えええ!?」

と楽しんでいると、3時間の上映時間があっという間でした。

笑いあり、涙あり。

数多のエキストラ、最高質のCGIによる数多のセット。

お金を惜しげなく使い、しっかり元を取ったようです、パチパチパチ。

賞もあれこれゲットで、さすがです。


テーマは、友情、祖国愛、人種差別、ファシズム、勧善懲悪など。

ですが、言葉によるくどくどしい説明がないため、価値観の押し売りを感じさせません。


ストーリーはシンプルで明快。

ゴチャっとした説明を省きまくっていて、そこがよいところですね、ですが、ちゃんと伝わります。

映画が終わったとき、「結局、アレってどうなったの?」とモヤモヤしたり、人物関係が理解できないままだったりすることが多いのですが、すっきりさわやかなエンディング。


大型バイクを投げ飛ばすとか、何千もの怒れる群衆とたったひとりで戦うとか、

「ありえんやろ?」

という設定が多々あります。

ですが、「ラーマとビームならできる!」と、観客は信じていますから、オーライ。

笑って見逃しましょう。


ハッピーエンドを予想させる伏線が敷かれており、その点では安心して見ていられます。

半面、絶体絶命、ハラハラ、ドキドキの要素はたっぷり続きますので、最後まで目が離せません。


2022年10月から8カ月のロングラン中の本作品ですが、日本語吹替版が、2023年7月28日(金)より全国公開とのことです。

まだご覧になっていない方はぜひ、映画館でお楽しみください。 スカッとします。

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