地球から人類が消える、という想定は大好きだ。
ヒストリーチャンネル「人類滅亡 -LIFE AFTER PEOPLE-」を見ると、すがすがしい気持ちになる。
人類さえいなくなれば、地球は元気に復活するというのだもの!
絶望の暗闇に差す、この光の神々しさときたら!
劇場公開中の「地球が静止する日」もまた、地球を救うために、人類を滅亡させるというテーマなのね。
見にいかなければ。
いざ、映画館へ!
地球が静止する日
で、
「地球が静止する日(ロードショー)」を、夫と見てきました。
仕事が終わってからのレイトショーです。
以下、ネタバレ(&酷評)注意!
「宇宙人が地球を救うために、人類を滅ぼす!」
とは、なんてステキなテーマかしら!
そう思うのだけれど、
夫とふたり、帰りの車の中で爆笑するくらい、
期待ハズレの一品でござんした。
キアヌ・リーブス扮する宇宙人のクラトゥ君。
君は、
星の代表者として担ってきた使命を守りたまえ。
しっかり人類を滅ぼしてくれ。
オイラはそう思う。
なんであんな中途半端な説得に応じてしまうんじゃ。
チンケな親子愛にカンドウしたんかい。
そうなのだ。せめて、
サブテーマと思われる、
親子の関係がしっかり描けていればまだしも。
「アイ・アム・レジェンド(2007年、アメリカ、SF映画)」も 人類滅亡がテーマだったが、
はるかに感情移入できた。
内容もあった。
だが本作品は、
感情移入先がわからず、
内容がナシング。
だいたいやな、
アレで、
ニンゲンは心を入れ替え
行動を改めるんか?
改めるんか?
アレで、”地球は人類から救われる”んか?
クラトゥ君は、本気でそう思ったんか?
アホかいな。
もしもクラトゥ君が・・・。
もしもクラトゥ君が、
全人類こぞって、
大反省しちゃうくらいに、
きっちり、
メッセージを送ってくれていたなら、
かつ、
言うことをきかなかったら、こんなんなっちゃいまっせ、的な
オドシをかけてくれていたなら、
ちっとは説得力があるかなぁ。
CGなどにお金をかける以前の問題じゃ。
ゴールデンラズベリー賞(「最低」の映画を選んで表彰)に一押しで推薦いたしやす。 と思ったら、後日の追記ですが、第29回ゴールデンラズベリー賞にて「最低リメイク及び続編賞」を受賞した模様です。ハハハ
Comments