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中学出たら働いていいんだよ


勉強しろと一切言わなかった。 「中学出たら働いていいんだよ。 でも、もし君たちに夢があったなら、家を売ってでも全力で応援する」 そう伝えた。 後半のセリフはまるごと、当時の教頭先生の受け売りだ。 結果、子どもたちは、自分のために猛勉強した。 そして上の子は大学を首席で卒業し、下の子は給付型奨学金を得て大学院に進んだ。 受験生を特別扱いしない。 夜食を運ぶなどの気遣いはナシ。 「申し上げにくいのですが、もう少し静かにしていただけると助かります」 と頼まれたので、多少の協力はした。

ドラマなどで、『勉強してやっているんだから、夜食持ってこい的なお子さま』が出てくると、驚く。


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