人それぞれいろいろな能力があると思う。
今、一押しのおススメ能力は、人生をプロデュースする力。
自分や家族や社会や人間関係をプロデュースする力である。
プロデュースする力と言うものの、プロデュースしようとしないのがプロデュースだと考える。
動かそうとすると、動くものも動かない。
動かそうとせずに動かすのが、プロデュース。
プロデュースだなどと、非常におこがましいゆえ、手の内を見せず、気づかれず、無意識に、うっかりな感じでプリーズ。
夫婦をプロデュース
夫は難しい人で、なつかない猫、と称していた(笑)。 何年も口をきいてくれなかった時期もあったっけ。 語りつくせないほど努力した。 何十年もかけて、ミッションコンプリート。 今は超絶と言っていいほどに、スマン、仲良し。 今後も、山や谷があるかもしれないが、その都度、楽しくがんばるのだ、ノープロブレム。
友人から
「ダンナさん、やさしくていいね」
と言われたので、
「その千倍くらい、私がやさしく、尽くしているんだよ」
と解説したところ、話を盛った甲斐もなく、
「だったらいいや。したくない」
と笑っていた。
(しないんかい、ハハハ)
何も期待せず!、盲目的に、一心不乱に、やさしくする。
そうしたら、思いもよらず!、やさしさが返ってくることもある。
返ってこなくても、一途に、無心に、やさしくし続ける。
10年~もすれば、効果が多少出てくると思うよ。
子をプロデュース
子育ては、責任があるため、どうしても動かそうとしてしまうが、こちらもプロデュースしようとしないのがプロデュース。
もちろん社会ルールなど伝えるべきことは伝えなくてはならない。
しかし、動かそうとはしない。
ドラマなどでも、親が子を動かそうとして失敗するシーンが多い。
強いメッセージはなく、日常のありふれたシーンとして扱われている。
親は子を動かそうとして失敗し、子はそれでも、適宜育つ、そういうものだ、ということか。
「動かそうとさえしなければ」
と思うのだがな。
(当サイトのブログ記事:中学出たら働いていいんだよ)
職場をプロデュース
2015年、青年会議所主催の「セルフマネジメント研修」を受けた。 講師は、社長。 どうすれば人は動くのか、というテーマで、動くための動機を5つ、教わった。
お金 動く
権威 動く
共感 動く。しかも、ピンチのときも強い
尊敬 動く。しかも、ピンチのときも強い
恐怖 動く。しかし、いざというときに崩壊
ゴールデンウィーク中に、社員さんが 「早く仕事をしたいな~」 と待ち遠しく思えたら、それが理想の職場。
みなさんの夢を社員さんが叶えてくれている。応援してもらっている。
せめて社長のみなさんは、社員さんの夢を知っているのか。
せめて社員さんの誕生日くらい知っているのか。 とのこと。
こんな社長の元、夢に共感し、社長を尊敬する社員さんが働く会社は、ピンチのときにもきっと、団結して乗り越えることだろう。と思った。
家族にも同じことがいえる。
威圧して従わせれば、いずれ崩壊する。
2023年4月25日
3月19日からNHK BSプレミアムで放送中の「グレースの履歴」。 そこに登場する美奈子(尾野真千子)は、プロデュースしているな~。 とってもやわらかく、自然にプロデュースしているな~。と感じたよ。
Comments