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少子化対策委員として

「交通費をくれ」 と部屋に来た高校3年生の次男。

小銭を落とし、私のベッドの下をのぞきこんで探している。


「どーすんだよ、そんなとこのぞいて、もしエロ本とか出てきたら」

と言ったところ

「見て見ないふりをする」 と即答。

「ほぉ、それは大人だね」

「大人だよ」


さらっと、言ってくれるじゃん。

さりげなく、そうした会話をしたい。

自称、少子化対策委員としては、エロ耐性をつけてやりたい。


「女の子を大事に。守ってあげなさい。はらませるなよ!」

などと、日々、声をかけてやりたい。


娘には、 もしいたならば、いたらだけどね、

「男はオオカミ。信じてはいけない。自分で身を守りなさい。

もし、出会いがあって、心底惚れ、かつ、信じられる人だと思ったなら、 オオカミに変身せ~。避妊せ~や~!」

と言ってやりたい。


結婚的なことになったら、 もりもり、1ダースでも、1グロスでも、はらんじゃってくれ。

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